
毎日片付けても、すぐ散らかる……。
子どもがいても汚部屋にならない方法はないかな?
そんな悩みを抱える子育て中のママは多いはず。
仕事に家事に育児にと、忙しい毎日の中で片付けに時間をかける余裕なんてありませんよね。
でも大丈夫。
忙しいママでも、仕組みさえ整えれば「散らからない家」はつくれます!

我が家のリビングです。
「短時間でリセットできる、生活感の無い家」を目指しています。
この写真は片付いた状態ですが、子どもが散らかしても10分でこの状態に戻せます。
———正直、私は掃除が好きではないし、マメに片付けられるほど几帳面でもありません。
片付けが嫌いだからこそ、無理なく自然と片付く仕組みをずっと模索してきました。
この記事では、子育て中の筆者が試行錯誤の末にたどり着いた「汚部屋から脱出するための収納ルール10ステップ」をご紹介します。

今回は時間が無くても簡単に実践できる片付けの工夫を詰め込みました!
我が家の収納実例も多数紹介しているので、是非参考にしてみてください。
この記事で紹介するルールを実践すれば、毎晩たった10分のリセットで誰でも汚部屋を脱出できます◎
ステップ1|モノを減らして汚部屋解消

汚部屋の原因の多くは、「収納の問題」ではなく「モノが多すぎる」ことにあります。
収納グッズを買っても片付かないのは、そもそもモノの量が多すぎるから。
まずは「手放す」ことが先決です。
以下のものは、思い切って手放しましょう。
- 2年以上着ていない服
- 使っていないベビーグッズ
- ノベルティやおまけで増えた雑貨
- 複数あるのに1つしか使ってないモノ
「まだ使えるし、あとでメルカリに出そう!」は基本的にNG。
子育て中は出品や発送のハードルが高く、すぐに売れる保証もありません。

かくいう私も、メルカリ出品予定のまま1年以上放置したモノ、多数…。
「高価なモノ」「すぐに売れそうなモノ」以外は、潔く処分しましょう!
モノが減れば、片付けは圧倒的に楽になります。
ステップ2|収納は使用頻度で決める
片付けの前に、「今、必要なモノ」と「そうでないモノ」をしっかり分けましょう。
使っていない季節物や予備の家電などは、箱にまとめてクローゼットの上段や押し入れの奥へ。

子ども部屋のクローゼット上段には、オフシーズンの服や使用頻度の低いベビーグッズを収納しています。
ラベリングしたタグは見栄えが悪いので普段は伏せておき、取り出すときにめくって確認できるようにしています。
使用頻度の高いものはすぐ手の届くところに置き、使用頻度が下がってきたら別の場所に移すようにしましょう。
「今の生活」に必要な一軍アイテムだけを出しておくと、散らかりにくくなります。
ステップ3|仮置き場で散らかり防止
置き場所が決まっていれば、モノは散らかりにくくなります。
「戻す」よりも「置く」ほうが簡単。
出しっぱなしでも散らかって見えない仮置きスペースが有効です。
例えば…
- 玄関 → 鍵・マスク用のトレイ
- リビング → 郵便物・書類入れ
- 洗面所 → 眼鏡やアクセの小物トレイ

リビングに山積みになっていた郵便物も、専用ホルダーを置いたら劇的にスッキリ◎

「未確認」「処理中」「DM」など、カテゴリ別にファイリングすれば確認漏れも防止できて一石二鳥◎
「置きっぱなし」を防ぐ「仮置き場」は、忙しいママにとって立派な時短収納です。
ステップ4|シンデレラフィットさせない
ぴったりの収納にこだわりすぎないことが長続きの秘訣です。
フィットしすぎると出し入れしにくく、モノのサイズが少し変わるだけで対応できなくなります。

流行りのシンデレラフィットは、寸法を細かく調べてぴったりの収納を探すのにかなりの労力がかかりました。いざ中に物を入れてみたらサイズが合わないこともしばしば…。
あえて仕切らない「フリースペース」を作ることで、生活スタイルの変化に対応しやすくなります。
例として、我が家のカップボード収納をご紹介します。
点線部分がフリースペースです。

子ども用食器は成長に合わせて買い替えることが予想されます。
食器の形やサイズが変わっても困らないよう、仕切りの無いフリースペースを定位置にしています。


食器収納はリッチェルの「トトノ」。
トトノの規格に合わない深い器や長角皿などはフリースペースに置いています。
奥に余ったスペースには、調理時に使うレシピ本やタブレットを収納。
キッチンの見えるところに本を置かないことで、上手く生活感を隠すことができています◎

キッチンツールは「立てずに寝かせる」収納が取り出しやすいです。
こまごましたモノはトレーに入れて、長さのあるモノやかさばるモノはフリースペースに配置しています。
仕切り収納は全部一気に揃えようとするとだいたい失敗します…(経験済み)
家にあるモノのサイズ感と照らし合わせながら、少しずつ買い足すのがおすすめ◎
収納には「余白」と「柔軟性」も必要です。
ステップ5|ラベリングで迷子ゼロ収納
使い終わった爪切りやはさみ、飲みかけの薬など…出しっぱなしになっていませんか?
「探し物」が多いのは、モノが整理されていない「汚部屋」の証拠。
どこに何を置くか、家族がわかるようにすることが大切です。
定位置があれば、家族も自然と戻せます。
我が家では日用品を細かくラベリングして収納しています。

ラベルを貼るのってダサ見えするし、面倒くさい…
って思いますよね?
———正直、私もずっとそう思ってました。
でも、実際に貼ってみると快適すぎて、もうラベル無し生活には戻れません(笑)
モノの定位置を決めていても、ラベルがないと結局「あれどこだっけ?」ってなります。
今思えば、爪切りを探すのに引き出しを開けたり閉めたりする時間が本当に無駄でした…。
ラベリングされた定位置があれば、モノを戻すハードルも下がるので出しっぱなしを防止できます。

ラベリングにはラベルライターが便利!手書きより見た目も洗練されるのでおすすめです◎
ラベルの長さやフォントを統一したり、デザインをつけることでダサさも軽減できます。
ラベリングの手間は最初だけ。
面倒だけど、最初のひと手間で毎日の片付けがグッと楽になります。
騙されたと思って、ぜひ試してみてください!

ラベリングを徹底してからは、夫に「あれどこ?」って聞かれることがなくなりました!
工夫次第で家族が「片付けの戦力」になります。
ステップ6|見える場所はお気に入り収納
テンションが上がる収納アイテムを使うと、片付けが楽しくなります。
オシャレな状態を維持したくなるような「見せる収納」を作りましょう。

パントリーやおもちゃ棚は常に目に触れるので、お気に入りの収納グッズで揃えています。
主にAmazon、楽天、無印で購入することが多いです。
100均アイテムは便利ですが、見えるところには極力使わないようにしています。
ラタンや木目調の素材を取り入れると落ち着いた雰囲気に◎
お気に入りアイテムで「見せる収納」を楽しみましょう!
ステップ7|見えない場所は100均でOK
見えないところは「手軽に・しっかり」を意識!
引き出しやボックスの中は整っていると気持ちよく、維持したくなります。


100均の仕切りケースで、使いやすく美しく整理整頓しましょう。
仕切り板でさらに細かく仕分け!
ケースの中に仕切り板を貼り付ければ、引き出しを動かしてもモノがごちゃ混ぜになりません。

お金をかけるところ、かけないところのメリハリを大事にしています。
引き出しを「開けたときの快感」が、リバウンド防止に◎
ステップ8|子ども収納は専用ゾーンで解決
汚部屋を脱出するためには、子どもが「自分で片付けられる」ことが大事。
ママの手を借りずに片付けられることで、家全体が散らかりにくくなります。
おもちゃ棚に自分で戻せるのが理想ですが、1歳児はまだおもちゃを細かく分類することができません。
そこで我が家では、大きめのかごの中におもちゃを集めてもらっています。

1か所に集めるだけなら1歳でも簡単。
「自分でお部屋をきれいにできた!」という達成感で、お片付けも前向きに取り組めます。

かごの中に集めてもらったおもちゃは、後で大人がおもちゃ棚に並べています。
3歳くらいになったら自分で並べてくれるかなぁ・・・(遠い目)
子どもが「片付け上手」になる収納を意識しましょう。
ステップ9|子どものいたずらを防止
いたずら防止アイテムを駆使して「開かずの間」を作りましょう。
子どもって、何故かおもちゃ以外の物に興味深々ですよね。「洗面所の開き戸」「キッチンの棚」「ゴミ箱の中」など…。油断すると一瞬で汚部屋に…。
我が家でもちょっと目を離した隙に、引き出しの中身を全部出されることが何度もありました。
出されたモノを片づけている間にまた別の場所を散らかされて———まさに、いたちごっこ状態。
だからこそ「いたずらされない工夫」が必要です。

キッチン入口には「ベビーゲート」。
突っ張り棒タイプのベビーゲートは壁紙に跡がつくので「壁傷防止パッド」も併用しています。
開き戸や引き出しには、磁石で開閉する「外から見えないチャイルドロック」。
電池や常備薬など、誤飲の危険があるモノを収納してロックをかけています。

スライドドア用のチャイルドロックを探してもなかなか見つからず、やっとたどり着いたのが「窓ストッパー」。
我が家では「玄関入口」「トイレ」「脱衣所」のドアに設置しています。
入られたくないときにサッとロックできるのでとても便利です。
「ダメ!」と怒る前に、物理的にブロックするのが一番◎
触られたくないモノこそ「最初から子どもが開けられない場所」に置くようにしましょう。

開けられないと分かると、子どもは意外とあっさり諦めてくれました。何度も怒らなくて済むから、親のストレスも激減!
子どもの安全と親の平和を守るのは「怒る前に防ぐ」工夫。
ママの負担を減らすために「開かずの間」をつくっておきましょう!
ステップ10|1日1リセットの片付け習慣
日々の「リセットタイム」が散らからない部屋の秘訣。
上記9ステップを実践できていれば、部屋のリセットにもさほど時間はかからないはずです。
1日の終わりにリビングだけでもリセットすることで、リバウンドを防げます。
子どもが寝る前5分は子どもと一緒にお片付け。
子どもが寝た後10分は夫と協力して家をリセットします。
時間を決めて取り組むことで、ダラダラすることなく、最速で片付けを完了できます。

「10分だけ協力して!」であれば、夫も動きやすい。
キレイになった部屋でお互いフリータイムを満喫できるのも、このリセットタイムのおかげ。
忙しい日でもこれだけやればOK!
毎日10分の片付けが、明日の自分を救います。
おさらい|忙しいママの脱汚部屋10ステップ
最後にもう一度「汚部屋を脱出するための収納ルール10ステップ」をまとめておきます。
どれも、忙しいママでも今日から少しずつ取り入れられる工夫ばかりです◎
脱汚部屋への10ステップ
- まず減らす!
→ モノが多すぎる現実に気づき、不要な物を手放す - 使っているモノだけを出す
→ 今の暮らしに必要な一軍アイテムだけを出しておく - 仮置きスペースを設ける
→ とりあえず置ける場所があれば、散らかり防止に - シンデレラフィットは避ける
→ ゆとりある収納が長持ちのコツ - 「定位置」を決めて迷わせない
→ ラベリングで家族が探さず戻せる仕組みに - 見える場所にはお気に入りを使う
→ テンションが上がるアイテムで「片付けたい気持ち」を育てる - 見えない場所は100均で賢く整える
→ 安くても快適!整理された引き出しは快感 - 子どもの「自分で片付け」を応援
→ 年齢に合わせた簡単な片付けからスタート - いたずら対策で「開かずの間」を作る
→ 怒る前に防ぐ!安全収納でストレス激減 - 毎日1リセットを習慣に
→ 夜の片付けタイムが、明日の自分を助ける!
まとめ|収納の仕組み化で汚部屋卒業!

「頑張っても片付かない」のは、あなたのせいではありません。
ママがひとりで背負うのではなく、家族みんなが自然と動ける「仕組み」を作ることが何より大切です。
今回ご紹介した10ステップ、まずは1つからでもOKです。
少しずつ、ゆっくりと。
あなたのペースで「汚部屋脱出」を目指していきましょう!
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